ティータイムとデフォルト・モード・ネットワーク♪

マメにやっていくつもりだったのに、めっちゃ久しぶりになってしまった!!これからはもうちょっとがんばって書いていこうかな、令和になったことだし…あんまり関係ないけど…(^^;


ブログに書きたい!と思わせるほどインパクトが強かったり衝撃的においしいお菓子ってなかなかないので、今回はティータイムつながりで大好きなマンガを紹介します。


めるへんめーかー・作
「迷い子たちのティータイム」
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めるへんめーかーさんは小学生の時からずっと好きなマンガ家さんです。マイナーすぎるのか…?友達に話しても誰も知らない…(^^; 描き出す世界が不思議&ファンタジーで絵が独特です。私の姉には「絵が気持ち悪いから読む気になれない」とまで言われました…ヒドイ。 まぁしかし、好き嫌いの分かれる絵なのは事実ですので嫌いな人に無理にオススメはしません。


さて、その内容です。

心に迷いがあったり、何か大事なことを忘れかけていたり、現実から逃げ出したくなっていたり…そんな主人公たちの前に突如現れる森の中の「月の森紅茶店」。店主であるミス・ムーンがいれてくれたおいしい紅茶を飲んでぼんやり考え事をしたり、ミス・ムーンや紅茶店を訪れたお客さんとお話をしていくうちに、自分の心を見つめて大事なことに気付いていきます。晴れ晴れとした表情で現実の世界に戻る主人公を見送ると、ミス・ムーンと月の森紅茶店はフッと姿を消してしまうのでした…。


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このお茶をするシーンがすごく魅力的なんです。主人公がぼんやりと過ごし、静かにゆっくり時間が流れていく…。(月の森紅茶店には時間は存在しませんが。それゆえいつまでも紅茶は熱いままです(笑))


私は喫茶店やカフェで過ごすのがとても好きですが、なぜ行くのかと聞かれるとこれといって理由はなかったりします。もちろん「このお店のこれが食べたい!」と決めて行くこともありますが、大半はおいしいものを食べたいからでもなく、おしゃれな空気を味わいたいからでもない。強いて言うならボーッとしに行っている、という感じです。大事なのは「ボーッとできる雰囲気」であって、おいしいものがあればより幸せだけどそれは絶対条件ではないわけです。


ではなぜボーッとするのか?

「◯◯のためにボーッとしています!」という明確な意識はないのですが、どうやら私はその時間を確保することにより、いろいろ考え事をして自分の頭の中を整理しているんですね。その時点では気付いていないけど心にモヤモヤがあって、そして「あ、私、本当はあの人のことをこういう風に思ってたんだ!」と気付いたり、「あの時はそうする以外考えられなかったけど、別のやり方があったよな…」と反省したり。そうしているうちに自分が見えてきて、自分が見えてくると何だか気分がスッキリしてくるわけですね。つまり私は「月の森紅茶店的効果」を求めて喫茶店やカフェで過ごしているのです。


ボーッとしている状態というのは、脳の「デフォルトモードネットワーク」という神経回路が活性化している状態なのだと、IPS細胞研究所所長の中山教授がテレビで言っていました。そして茂木健一郎先生によりますと、デフォルトモードネットワークが活性化している状態というのは、数年前から注目されているマインドフルネスで脳がリラックスしている状態のことらしいのです。なんと!私は無意識のうちに喫茶店でマインドフルネスを行っていたことになりますね…(;゜∀゜)


ファンタジーなマンガの話から脳科学の話になってしまいましたが、脱線はしておりません。要は、「皆さん、ボーッとするのはいいことです!ボーッとする時間を確保しましょう!」ということです。友達とおしゃべりも楽しいけれど、時にはひとりでコーヒー屋さんのカウンターに座ってみる。時々マスターに話を聞いてもらったりしながら、ボーッと過ごしてみる。そうすればきっと、ひらめきが降ってきたり何かすごい気付きが得られたりするかもしれませんよ…♪


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ちなみにこの話以外でも、めるへんめーかーさんのマンガにはお茶とお菓子を楽しむシーンがよく出てきます。(イギリス好きだそうで。)そのお菓子の絵のおいしそうなこと!読み終わるとどこかにお茶しに行きたくなること請け合いですよ…(о´∀`о)